初夏かな?
という気温の日も最近はあったのに、今日はぐっと冷えて、午後からは冷たい雨。
明日も夕方までは雨の予報。
この間、庭の小さな畑にいくつかの種類の苗を植えたのだけれど、今日の寒さには苗たちもきっとびっくりしているに違いない。
さて、最近観た映画。
「ゲット・アウト」は、怖いけど面白いらしい、という噂だけで借りてみた作品。
確かに、怖かった!
音楽が良くて、でもわざと場面に合わないような音楽を流す使い方をしていて、それがいっそう映画を不気味にしていた。
背筋が寒くなったり手に汗握ったり。
もう一本は、「スイス・アーミー・マン」。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの、ダニエル・ラドクリフ君が出ています。
「生きる意思を持った死体」というすごい役で...。
嘘みたいな設定のお話で、特に最初の5分は、これは外国の傑作おもしろCMかな? と思ってつい笑ってしまった。
でもこの映画は実はすごく良く出来ていると思います。
ブラックジョークがいっぱいだし、バカバカしくもある。
ところがそれだけでは終わらないのです。
大人がつい心を揺さぶられてしまうような台詞があり、展開がある。
最後まで観ると、そのことがちゃんと分かる。
なぜこの映画のタイトルが「スイス・アーミー・マン」なのかも。
このことに関しては、最近多い、ひらがなを他用するやさしげな雰囲気の邦題をつけなかった、関係者のどなたかに感謝したいです。
何しろダニエル・ラドクリフ君が終始死体役で顔色は悪いのですが、見終わったあとの気分の清々しさは、他では感じたことのない種類の清々しさでした。
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