花火


アルバイトを終えて帰る頃にはすっかり夜。
でもまだじっとりと暑い。

土曜の夜。
公園の脇を通ったら、手持ち花火を楽しんでいる人たちが、花火の炎と公園の電灯とに照らされてぼうっと浮かび上がっていた。
足元には点火用のロウソクも見える。

懐かしい花火の白い煙の匂いがして、子供の頃を思い出した。
消火用に水を張ったバケツとか、そばについていてくれた大人とか、花火を持つと絶対に空中に描いていた星のマークとか○印の光の跡のこととかも。
花火、楽しかったよなあ。

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