品川猿再び


村上春樹の6年ぶりの短編集。
久しぶりだなあ。
早速買って読んだ。

当たり前だけど、相変わらずの強固な村上春樹ワールド。
慣れたけど、慣れたつもりでいたけれど、それでも久しぶりに新しいものを読むと、改めて思う。

今回タイトルだけ見て楽しみだったのは、「ヤクルト・スワローズ詩集」と、「品川猿の告白」。
品川猿再び!



わたしはこの「東京奇譚集」がそもそも好きなのだけれど、その中に入っている、「品川猿」という作品がまた好きなのです。比喩とかあだ名とかではなくて、本当に猿が出てくる不思議な話。

今回の新刊を読んでみたら、「品川猿の告白」に出てくる猿は、果たして東京奇譚集の猿の話だった。

そうか〜、「品川猿」にはそんな過去があったのか〜と、オマケを楽しむような、良い読書ができました。

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