課題図書2


数日前の雨を挟んで、陽射しは強くても昨日と今日はなんとなく秋の空気を感じる。
8月も下旬に入った。夜には気温が下がってくれるので、しっかり眠れることが嬉しい。
体調管理をしながら、一年中で1番好きな秋に、元気に突入したいな。

課題図書その2。
「BUTTER」は、面白い面白いとあちこちで感想を目にしていたので、ずっと気になっていた本。
ようやく読んだ。
現代エンターテイメント小説にうといわたしには、作中に「ライン」とか「ネット記事」とか出てくるだけで新鮮な気持ちになる。

面白かったです。終わるのかと思いきやまだもうひと盛り上がりある感じとか、どんどん読み進めてしまった。
女性✕犯罪心理、の組み合わせで思い浮かぶのは、山本文緒さんの「恋愛中毒」。こっちも怖くて面白かった記憶がある。

三島由紀夫「春の雪」は、これから読みます。
格調高い文章に、脳みそがどのくらいついてゆけるか分からないけれど、ゆっくり読もう。

ちなみに課題図書その1の「細雪(上)」は、そりゃあまあ、浮世離れした人たちばかり出てくる、緊急性のない内容かもしれないけれど(書評サイトなどを見るとそういう感想が多め)、わたしは好きでした。
ほぼ切れ目なく、ずーっと語りが続く独特の文体に慣れるまではちょっと時間がかかったけど、慣れてしまえばどうということもなかった。
中巻、下巻と続くので、お楽しみはまだ先にもあるかと思うと嬉しい。

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