早川書房から出ている、エレナ・フェッランテ「リラとわたし ナポリの物語1」の続編「新しい名字 ナポリの物語2」の発売が決まり、前作に引き続き、ゲラを読ませてもらった。
もともと、今回のゲラは600ページ超の大ボリュームである旨は、担当者さんからお知らせがあったので知っていたけれど、手元に届いてみて改めてそのボリュームにびっくり。
重さ1.3キロ(量った)!
厚さ3.5センチ(測った)!
原稿を束ねてあった輪ゴムがピチピチになっていた。
先日ゲラを最後まで読み終えた。
確かに長い物語だったけれど、登場人物のキャラクターが皆はっきり、そしていきいき(いきいきが過ぎて、しょっちゅう喧嘩している)していて、その上次から次へと事件が起こるので、飽きるということがなかった。
前作はまだ十代だった主人公たちが、二十代になり、それぞれの道で大人になっていく過程を追えるのも楽しかった。
あの子は大人になってもあの子らしいね、という子もいれば、あの子がまさかこういう大人になるとはねえ、という子もいて、彼らと同じ町に住む大人のような目線で物語に参加できた。
前作もそうだったけど、終わり方が絶妙で、続きが気になって仕方ないつくりになっているのが心憎い。
というわけでこれから感想文を作ります。そして出来上がったら送ります。
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